旅行が好きな人は、おそらく冒険が好きで、世界各地の多様な文化を楽しむのだろう。しかし、皆さんはどれくらい大胆だろうか?文化といっても、食事に関してとなると、間違いなくその人の心の広さが試されるだろう。というのも、世界にはかなり珍しい食べ物が存在するからだ。とはいえ、旅に出る醍醐味の一つとして、新しいモノを発見し、自分が知っているモノとは必ずしも似ていない生活様式に触れることがある。そこで今回は、世界的に見てもかなり珍しい食べ物をいくつかご紹介しよう。

 

  1. ピータン(香港)

中国の名物の一つである「ピータン」(センチュリーエッグ=100年たった卵)は、アヒルの卵を強いアルカリ条件で熟成させたもの。実際には100年経っているわけではないが、その見た目がエキゾチックであることから、初めて試す人にとってはかなり勇気のいることかもしれない。作り方としては、石灰と粘土の組み合わせで数ヶ月間保存した後、わざと腐らせ、見苦しい緑色に発色させてから食べ頃にするそうだ。ぜひ一度、勇気のある人はトライしてみよう。

 

  1. タランチュラの唐揚げ(タイ)

食用タランチュラの唐揚げは、タイでストリートフードのスナックとして人気があるそうだが、大半の人にとってはかなりエキゾチックな料理だろう。もし空腹すぎて今すぐ何か食べたいという時なら、美味しくいただけるかもしれない…。

 

  1. シルクワームの唐揚げ(タイ)

昆虫の一種であるシルクワームは、チョコレートで包んだり、甘酸っぱく味付けしたり、醤油、麺、パイナップルと一緒に食べたりするのが一般的だそう。この珍味は、間違いなく一生の思い出になることだろう。

 

  1. 鶏の足(アジア、南米、アフリカ)

鶏の足は、アジア、南米、アフリカで人気がある食材で、スープやシチューにしたり、燻製にしたりして食べられる。鶏の足を食べた人は魅力的になるという迷信があるので、試してみても損はないだろう。

 

  1. ハカール(アイスランド)

アイスランドが誇る名物料理・ハカールは、サメの肉を塩漬けしてから4~6ヶ月間発酵させ、乾燥させたものである。ただ、サメの臭いが強いので、かなり大胆な人しかトライできないかもしれない。

 

  1. ハト(エジプト)

ハトは都市部では厄介者であり、不快な鳥だと不満をもらす人もいるかもしれないが、エジプトではハトは美味しい食べ物であり、地元のグルメの人たちから高く評価されている。

キレイな塔の中で飼育されたハトは、まず生米と絶妙なスパイスで調理される。その後、皮が黄金色に輝くまで揚げられ、熱々の状態で客のもとへ届けられる。

 

  1. モロヘイヤ(エジプト)

調理されたモロヘイヤは、一見すると粘り気のある緑色のスープのようにみえるため、その粘着性から食べず嫌いの人が多いようだ。おそらくエジプトや他の多くの中東諸国における主要食材であるモロヘイヤには、膨大な量の味と抗酸化物質が含まれているので、鼻水みたいな見た目を克服できたら、ぜひご飯と一緒に試してみてほしい。